9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと

引用元:ぱれっと公式HP

評価: A
  シリーズ最高峰に甘~い!!
(あと辛い)

■作品の基本情報 (敬称略)
発売:2020年4月24日
メーカー:ぱれっと
シナリオ:かずきふみ
原画:和泉つばす

■キャスト(敬称略)
結城 希亜・・・・・・夏和小
九條 都・・・・・・・澤田なつ
新海 天・・・・・・・沢澤砂羽
香坂 春風・・・・・・渚しろな
新海 翔・・・・・・・寺竹順

9-nine-シリーズの第四弾(EP4)です。
ようやくここまでたどり着いたと、翔やソフィーティアじゃなくても言いたくなるほど待ったぜよ。足かけ4年、長かった物語もようやく終わりが見えてきました。
有償特典ではEP1~EP4までのパッケージを収納できるストレージBOXも売られているし、これで本当に終わり?だよね?万が一、億が一、兆が一、次とかFDとか出すにせよ、もう一年間隔は止めてくださいお願いします。
確かに、今年もまた9-nine-の季節が来ましたね、ってずっと続くのもいいかもしれないです。自分の好きな作品にいつまでも浸っていたい気持ちもあります。
でもね、現実世界は残酷に時が流れているわけで、私が毎年元気に未来にたどり着けるかわからないわけですよ。もしも、EP5なりFDが発表されて、また1年待ちだと思うと、、、辛ぁ

まぁこれは私個人の感想なので、このくらいの間隔でちょうどいいって人もいるかもしれないし、メーカー的・ライター的・原画家的・その他製作に係るすべての人的にこれがベストだというのなら、、強く生きて未来にたどり着けるように努力します。。

それはともかくEP4ですよ。私個人的に待ってましたの希亜ですよ(前回も同じこと言ったな) 。 9-nine-のヒロイン群は私的好きな声優さん祭りなので、誰が来てもバッチ来いなのですが、最近推しのCV 夏和小さんで、かつここまで基本クール一辺倒で溜めに溜めた希亜がメインヒロインでどうなってしまうのか、、期待せずにはいられないでしょう!!
物語的にもクライマックス確定で、前回ラストでタイトル回収をしたアレもどう料理するのか、こちらには若干の不安もありつつ、いよいよEP4の開幕です。

今回も極力ネタバレなしで感想いきたいんですが、ちょっと難しいのでシナリオセクションは開閉式にしておきます。

■シナリオ (クリックで開閉します→) 導入からして早速アレを使ってきました。まぁこうなるよねって感じでシナリオ的にはいいんです。けど、、「クオリティ」のほうで書きます。。

ともあれ希亜との出会いが始まるわけですが、なんですかアレ?最高じゃないですか!!普段厨二っぽい言動しておきながら、実際にその物語が始まった時の戸惑い、驚きからの素の表情、そこにわずかに含まれる喜びまでもがCV夏和小さんの演技によって表現されていて、新しい物語が始まることへのワクワクが止まりません!!
まぁ、そのあと一旦クッション置いて、アレをアレしているアドバンテージを生かして色々体制を整えていく場面で気持ちも少し落ち着いてくるんですが、来るんですよ、その後に。

シリーズ最高峰の甘々劇場が!!!

この破壊力は、直近ではちょっと思い出せないレベルの甘さですよ。
レビュー書くためにやっていた2週目ですら、あまりの甘さにもう物語の本筋とかどーーーでもよくなりますからね。
魔眼?イーリス?もういいから、ずっとこの空間が続けばいいじゃん!
多分プレイ中の顔は人には見せられないレベルで気持ち悪いことになっていたし、見られたら家族でも通報されると言えるほどのにやけっぷり間違いないですね。

そんな幸福ゾーンも終わりを告げてしまったら、物語もいよいよ終わりに向かって走り出さなきゃいけないわけですが、、え?なにこれ?冗談でしょ?って言いたくなるくらい雑な展開挟みます。いや、高く飛ぶためには一度しゃがまなければならないとかわかりますけど、、雑すぎません?
この展開は悪い意味でシリーズ最高峰にキャラクターとプレイヤーの温度差あるでしょうね。マジで。
まぁここさえ超えてくれれば、後はもうシンクロ率200%で進めること間違いなしですよ。ただ、これまでの各エピソードでも絶望展開ありましたけど、かずきふみ先生はユーザを地獄に叩き落とすこと大好きでしょうけど、あんまりですよ、あれは。
心底憎んで、苦しんで、切なくて、、
その後の展開は翔と同調したあなたが、物語の最後までを見届けてください。

■CG
シリーズ最高峰です。(何度目だよ)
今までのシリーズもいいんですけど、今回は特にいいCG取り揃えてますよ。
ほっこりするものから、悲しみ、絶望、胸熱、そしてラストまで、各シーンを象徴するCGは後から見返してもその時々の感情を思い出させるほどです。
そんな中でも今回大好きなの、あのSD絵です。これは本当に見て欲しい。天(そら)にアレが見つかるシーンのSDなんですけど、もう最高です!!

■キャラクター
もはや言うまでもない、本作メインヒロインの希亜です。シナリオの項目でも触れましたが、夏和小さんの演技が素晴らしくて、とにかくあらゆるシーンの希亜がいいんです。
出会いのシーン、ここが本当に素晴らしい。これまでの各エピソードで見せてきた希亜、それを踏まえての素の状態、そしてその後明かされる出会いの瞬間に抱いていた気持ちが含まれたあのシーンの演技が!!何度でも見たくなります!
もちろん希亜の良さはそれだけではありません。
甘いんです、史上最高に。もーーーー、何だよあの甘さ!! これまでのエピソードで溜めに溜めたクールさからのあの甘えっぷり!!あの声!!!
かつてこれほどの甘さがあっただろうか? いや、ない。
今後これほどの甘さが、それを超える甘さが出てくるだろうか? いや、ありえない。
と、真顔で言いたくなるくらい甘い!!
もうね、これだけでこのシリーズやってきた価値あります。この点だけで全シリーズ合わせた価格以上の価値があります。
私のボキャブラリーでは到底伝えきれない程の魅力が詰まっているので、夏和小さんファンの方は必ずEP1から購入しましょう!!それだけの価値がある!!!
それ以外にも猫目猫耳の立ち絵とか、その立ち絵時の猫ボイスSEとか、希亜の可愛いところは盛りだくさんです。

他方、クライマックスなので他のキャラクターも色々いい味出してます。
翔は相変わらず日常から絶望まで、余すことなく表現してますし、天はね、翔とちょいちょい絡む中でもセリフは緩急・変幻自在だし。
まぁ、シリーズ共通してメインヒロイン以外はあんまり目立ちませんけど、ラストはね。アレなんでこれまでよりは絡むんだけど、そこまでフィチャーされないかな。
与一は好きな感じの悪です。ブレません。

■エロス
まぁ、前述の通りの希亜とのアレコレですから。これについては言うまでもないですね。
18禁万歳!!
また、流れに乗って希亜がけっこうなセリフ言っているんですが、、
かずきふみ先生!!あんた何言わせてんの!? いいぞもっとやれ!!

それはそれとして、そのシーンとは全く関係ないんですけど、むしろそういう気配はまるでないシーンなんですけど。
黒ストをね。履いているんですよ、希亜は。
そしてね、しゃがんでいるシーンがあるんですよ。
・・・あとはわかるな?

■ボリューム
ボリュームどうこうは全く気になりませんでした。
おそらくいままでのシリーズを経てのEP4、クライマックスだからだとは思います。

■クオリティ
これについては一言言いたい。
いや~、うん。わかります。アレを表現して、かつわかりやすい手法としてああいう画面になるのは。
でも、もうちょっとどうにかなりませんでした?手法としてのそれはいいんですけど、せめて絵面をもう少し凝った感じにするとか。。
それと日時がね、わからないんですよ、あの画面だと。絵面は無理だとしても、それくらはい入れて欲しかった。
あと、最後につなげるところもね。。もう少しどうにかならんかったのかと。4年続いたシリーズのクライマックスなわけじゃないですか。それなのにアレは流石に、、っていう気持ちがないこともないこともない。

まぁ、こんなことは些細な問題なので夏和小ファンは確実に買いです。

タイトルとURLをコピーしました